石田衣良の小説

作家 石田衣良の作品は本当にどれも面白いです。
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波のうえの魔術師

■波のうえの魔術師 (文春文庫)



主人公の青年が相場師に出会い、マーケットという荒波の中に身を投じていくという筋からすれば、ありがちなゲーム展開に終始する経済小説を想像しがちですが、本作も他の作品と同様、石田衣良テイストがふんだんに盛り込まれており、読む者を飽きさせません。
それは彼が、題材こそ「マーケット」というものを扱ってはいるものの、描いているものは「人間」そのものであるからだということが言えるかもしれません。



あらすじ


大学を卒業したものの、就職もせず毎日パチンコ屋に通うといったプータロー生活をしていた青年・白戸則道は、株の相場師の老人・小塚に出会う。
小塚に仕事の手伝いをしてほしいと依頼された白戸は、早速老人の職場に通うようになるが、最初に与えられた仕事は朝刊を隅々まで読むことと、自分が使っている銀行「まつば銀行」の株価の終値をノートにつけていくことだけだった。
毎日毎日まつば銀行株の値を追うことで次第にマーケット感覚を身につけてきた白戸に対し小塚老人は、仕事の最終目標があることを告げる。
それは「秋のディール」と称されたまつば銀行撃沈作戦だった。
「秋のディール」のため多忙な日々を送るうち、白戸は小塚老人の生い立ちや、なぜまつば銀行を狙うのかその理由を知るようになる。

<娼年 | スローグッドバイ>

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