石田衣良の小説

作家 石田衣良の作品は本当にどれも面白いです。
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40(フォーティ)翼ふたたび

■40(フォーティ)―翼ふたたび (講談社文庫)


・真夜中のセーラー服
・もどれないふたり
・翼ふたたび
・ふたつの恋が終わるとき
・われら、地球防衛軍
・はい、それまでよ
・日比谷オールスターズ



これといった仕事もないまま半分人生に見切りをつけたような格好の40歳の主人公が、自身のブログを通して知り合った人を勇気付けたり、または勇気付けられたりしながら成長していく姿が心を打ちます。
閉塞感漂う現代社会にあって、「何かを始めるのに遅すぎることはない」、また、「無理に自分を追い詰めることはない」といったような考えを起こさせてくれる、一筋の光明のような小説です。


あらすじ


・真夜中のセーラー服
大手広告代理店を辞め、知り合いである谷内良平、盛卓巳の会社「モリタニAD」の事務所を間借りして、フリーで仕事をする吉松喜一。
仕事の宣伝のためのサイト「40」(キャッチコピー:40歳からはじめよう−何でもプロデュースいたします)に一通の仕事依頼のメールが来る。
依頼主はAV女優の本山アリサ。
依頼内容は、アリサの恋人で元巨大IT企業社長・平岡大成がスキャンダルで会社を追われたあと自暴自棄になっているので、一緒にいてやってほしいというものだった。


・もどれないふたり
高校の同窓会に出席した喜一は、旧友の伴と前原に再会する。
伴と前原は同じ銀行の支店に勤めており、今や出世を争うライバルだった。
伴の妻である綾乃と3人は同じ大学で学生生活を送った友人同士であったが、喜一は伴から、綾乃に離婚を迫られているという相談を受ける。
そんな中、離婚の話し合いに同席した前原が、ずっと綾乃に想いを寄せていたことを告白する。


・翼ふたたび
喜一が老夫婦である飯田夫妻から受けた依頼は、23年間引きこもりを続ける長男・英志をなんとかしてほしいというものだった。
カウンセラーや心療内科ではどうにもならず、たまらず喜一に相談してきたようだった。
どうにもならないと高をくくっていた喜一は、一週間頑張って結果が出なければ手を引くという条件で、飯田家通いを始める。


・ふたつの恋が終わるとき
喜一が以前勤めていた広告代理店の元同僚・麻倉和可奈が突然電話をかけてきた。
かつて喜一と一緒にプレゼンをした会社の部長と不倫を続ける和可奈が、別れ話を切り出すため新しい恋人役をしてくれないかということだった。
利用されたと感じる喜一だったが、実は過去に想いを寄せていたと和可奈に告白される。


・われら、地球防衛軍
仕事の打ち合わせのため待ち合わせた依頼主の男・出井は、完全なおたくのフリーターだった。
幼稚園や小学校へ子供を送迎する「チャイルドガード社」を立ち上げたいため、チラシを製作してほしいという。
完全にハズレを引いたと思っていた喜一だったが、予想外にもチャイルドガードは大ヒット。
人手が足りず困っているという出井に、喜一は引きこもりの英志を紹介しようと思い立つ。


・はい、それまでよ
モリタニADのコピーライター・盛卓巳はここ最近体調のすぐれない日が多かった。
みんなに勧められ病院に行き精密検査を受けるが、結果は肺ガンだった。
心配するみんなをよそに卓巳は平然と振舞う。
そんな中、ある日喜一は事務所で働く佐和子に、卓巳を好きなことに気づいたので告白したいという相談を持ちかけられる。


・日比谷オールスターズ
昔のよしみでモリタニADが参加させてもらった出版社のイベントのプレゼンは、六社競合・プレゼンまで一週間というハードなものだった。
喜一はこのプレゼンをモノにすべく、かつてゴールデンファイブと呼ばれた精鋭メンバーを復活させることを決意する。
演出家の皆川、脚本家の旗本、スタッフマネージャーの児島、美術の南を集め、最高のイベントを企画しようと意気込む。

<愛がいない部屋 | 空は、今日も、青いか?>

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石田 衣良 40 翼ふたたび 40歳から始めよう。 人生後半、胸を張れ。人気作家が初めて描く同世代のドラマ。著者、会心の長編小説が誕生! 人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。投げやりに始めたプロデュース業で、さまざまな同世代の依頼人
映画な日々。読書な日々。 | 2009/12/31 1:53 PM
《40歳から始めよう。 人生後半、胸を張れ。》 人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。 投げやりに始めたプロデュース業で、さまざまな同世代の依頼人に出会い変身する吉松喜一、40歳。生きることの困難と、その先の希望を見つめた感動作!
じゅずじの旦那 | 2010/01/01 12:29 PM
 

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